売上は年々右肩上がりに上昇していくに伴い、自社株評価も年々高くなっていきました。
顧問税理士からのアドバイスで暦年贈与等の対策をしてはいたものの、それでは焼け石に水状態でした。
株価対策の方法も提案を受けましたが、最低でも5年はかかる長期的な対策です。私も70歳を超えているので、今は健康でも万が一がないとは限りません。対策が終わりきらなかった場合のリスクを考えると二の足を踏みます。

金融機関からもホールディングスの提案を受けましたが、一時的には株価を抑制できるものの、将来的には自社株評価は同じ様に高まる予測がつきました。結局は、問題を後伸ばしにしていて、「イタチごっこ」に過ぎません。
このように、自社株対策が難しくなる中で事業にだけ集中したいと悩んでいました。
そこで、事業承継専門事務所の「弁護士法人リブラ共同法律事務所」にご相談したところ、対策は「約6か月間」で、かつ「今後、自社株対策に悩む必要がなくなる（自社株評価＆自社株の分散）」というご提案を受けました。
「本当にそんなことが？」と最初は嘘のような話でしたが、実は実行できる専門家が少ないだけで、上場企業含めて一般的に使われている方法とのことです。
後継者にも同じような悩みを抱えてほしくないことや、ようやくこれで「事業の売上を上げることだけに集中できる環境づくり」が整うと聞いてお願いすることしました。
また、今回のご提案では自社株を現金化することができ、後継者以外の子供たちにも配慮をすることができ、とても満足をしています。
一言でいうならば、「株の呪縛から解き放たれた」という感じでしょうか。
本当にありがとうございました。

【ご相談内容】道内の製造業メーカーであり、売り上げは順調で毎年利益が積みあがっていた。一方で、株価も比例して上がっていくことで、将来の株価に関する税金も高くなっていた。生前贈与などで少しずつ譲渡する以外の何か良い方法はないのか。